きのこ教室では、田畑周辺を間伐した際に出る木を使ってしいたけをつくります。原木栽培といわれる野生に近い栽培方法です。今年伐り出したのはコナラ、クヌギ。どちらの木も1960年ごろから生活の中で使われる機会が激減したため、全国で枯れ朽ち、高木化しています。
今回かなりの急斜面から伐り出しました。枯木も多く掴んだとたん折れてしまい、滑り落ちそうになったり💦ワイワイ言いながら無事終了。
原木を伐り出したら、しいたけ栽培に適する長さに切って、乾かしておきます。こうしてできた木を「ほだ木」といいます。
「いやぁ、なかなかハードでしたね」「技がいりますねぇ」と語り合う男性陣の言葉にうなずきながら、わたしたちは…。森の入り口に咲いている梅の花に足を止められてしまいました。丸っこい花びら、枝に張り付くように咲く姿、間近に見れば見るほど可愛いんですよ。「オーイ、昼ごはん食べて菌打ちやで~」と田中理事長。ハイ、頑張りますよー!
しいたけ菌を打ったら日陰に運んで野ざらしに。木に菌がまわるまで置いておきます。来年の秋には肉厚で香り高いしいたけがポコポコ出てくるでしょう。これを食べてしまうと、もうほかのじゃ満足できません(笑)