秋の収穫祭&ジビエ・こんにゃく・小麦の料理教室

この日を待ってた!  今日は塾の近くにある「山の家」を一軒貸切り、料理教室も開催! 朝採りの大根、白菜、ネギ、前日に収穫した柚子、1週間前に捕えた鹿肉など、半年の間に自分たちで育てた作物、山の恵みを持ち寄り、料理して、皆でいただく感謝の宴の日。

★★2014年秋の収穫祭メニュー

鹿肉の溶岩焼き、藁灰こんにゃくの刺身、柚子味噌の朴葉焼き、

パスタ・ジェノベーゼ、ピザ・ジェノベーゼ、白菜サラダ、

猪と時別な天然キノコと冬野菜の鍋、赤紫蘇ジュースのソーダ

前日の朝、柚子を収穫しようと果樹畑に集合。担い手がなく長い間放置された樹だけに、いかにも美味しそうな綺麗な実は高枝切りはさみを使ってもなかなか採れない高所に…。脚立に立って背伸びして苦戦すること約2時間。気づけば籠いっぱいに!

白菜、大根、ネギは当日の朝収穫。大きく育った白菜は、間引き菜もとっても甘く柔らかだったので期待大! この日のために塾のメンバーが保管しておいてくれた特別な天然キノコと猪肉が待ってるよ!

収穫を終え、いよいよ全員が一番楽しみにしていた『こんにゃく作り教室』。生芋を擦り、稲藁を焼いて灰汁を作り、固めていくという、かつて農家で一般的に使われていた手法で手作りする。中でも灰汁取りは藁の焼き加減、漉し方でこんにゃくの出来が決まるため、じっくり丁寧に。

日暮れ頃、山の家のあちらこちらから「いい匂い!」「わぁ!おいしそう~」「お腹すいたーっ、早く~」という声が聞こえてくる。テーブルには次々と手料理が並んでいく。注目の的の藁灰こんにゃくもいい感じに出来上がってる。自家製小麦の生パスタはしっかりとした歯ごたえがパンチの効いたジェノベーゼとよく合いワインがどんどん進む。ピザはカリッと軽く、具材はジェノベーゼだけというシンプルさのせいか何枚でも食べられる! 溶岩プレートで焼くのは雌鹿のお肉。ロースの柔らかく淡白な味わいに感激。珍味ハート(心臓)のコリコリした食感も癖になる!とさらに感激。もう一つのジビエ料理、猪鍋も煮えてきた。天然のマイタケ、クリタケ、ナメコまで入った特別版だ。お肉とキノコと冬野菜の甘味が染み出した滋味に富んだ味に気持ちもほっこり~。そして、みんなで作ったこんにゃくは…もっちもちのぷるんぷるん。「今まで食べてたこんにゃくと全然違うぞっ」。柚子味噌と相まってほんとに優しい味がする。そう、柚子味噌をディップにした白菜サラダも甘味とみずみずしさにびっくり。

笑って作って食べて飲んで。早くも来年はあれ作ろうと色んな計画も。

何もないように見える山里に、こんなに贅沢な実りがあるとは。